2020年01月01日

新年明けまして おめでとうございます。


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2020年 明けまして おめでとうございます。


今朝の揖斐川町の気温はプラス2℃。気温はあまり上がらず、日没とともに大変寒くなりました。
今年の正月は家に居ます。1年に1度、正月しか更新しない私のブログを書くためです。昨年の正月は前日の大晦日の夜に奈良に行き、東大寺で新年を迎え、はつ日の出を浮見堂の浮かぶ鷺池で撮影し、春日大社にお参りをしました。これまで無宗教でとおしてきた人生が大きく変わり始めました。この時に撮影した奈良の画像はこのブログの最後に掲載します。



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湖北(大音の集落) P10号 水彩画
この作品は2020年3月4日(水)〜9日(月)まで
東京 日本橋三越本店6階 特選画廊にて、第59回一水会選抜展に出品します。 



さて、前回は奥琵琶湖の菅浦地区を書きましたが、今回は木之本町大音(おおと)を書きます。私がここを始めて知ったのは、30年以上も前に、カメラ雑誌に掲載された雪の大音集落を見てからでした。それはすばらしい作品でした。上記の作品の構図をもう少し正面からとらえ、立っているハサ木がとても印象的でした。さらに図書館から偶然に借りた、水上勉の小説『湖の琴』の舞台であり、かつては邦楽器の弦の一大生産地であることを知り驚きました。湖の琴は映画化され、佐久間良子さん, 中村賀津雄さん、悠木千帆さんが出演しています。



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左 大音集落  右 大音から西山集落を望む
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ハサ木 左は1988年、右は1996年に撮影。現在、ハサ木は数ヶ所に残っているだけです。



大音地区と西山地区はかつては邦楽器糸の一大生産地でした。始まりは平安時代に村を通りかかった中国からの渡来人によると読んだことがあります。音の美しさはこの地に湧き出る清水(しょうず)と呼ばれる地下水に生糸をさらすことであると言われています。他の地域で取られた繭もここに持ってきて製糸をすると、美しい音を奏でる糸ができるそうです。

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 案内板    清水


このブログには以前にも書きましたが木之本町東部に広がる観音の里など、平安時代から大変宗教文化が栄えた古い歴史がある場所です。
大音には飛鳥時代に建立された伊香具神社があります。集落内には五重塔があったという場所を示す案内板があり、上に掲載した作品「湖北(大音の集落)」の中央奥にお寺の屋根が見えますが、ここから右に離れた場所です。古代の大音集落はどの様な姿であったのでしょう。今後も湖北地方の作品画像と文章で紹介していきます。

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伊香具神社


大音集落には中国の長安をまねた街づくりがしてあり、今もその跡が残っています。

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左 案内板  右 長安にならった広道

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案内板   離れの隠れ宿「想古亭 源内」 手前の建物は「糸とり資料館」


背後の山麓は戦国時代の賤ヶ岳(しずがたけ)古戦場であり、リフトで山頂に上がれば、南に琵琶湖、北に余呉湖が見下ろせます。

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琵琶湖   余呉湖



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大音地区案内図






冒頭に昨年の正月に奈良東大寺で年越しをしたことを書きました。その様子を画像でご覧ください。


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皆様、本年も良い年でありますよう 心よりお祈り申し上げます。


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「紅葉の東大寺境内」F4号 水彩画



2020年 1月1日

梅村 徹












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2019年01月01日

新年明けまして おめでとうございます。

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「湖北」(大浦漁港) P10 油彩
2019年 明けまして おめでとうございます。

年末の30日は寒波到来で、朝起きると積雪が5cmあり、今年は暖冬になると決め込んでいましたので意外な結果に驚きました。いつもの冬らしい新年を迎えることになりました。

昨年の冬は寒いというより凍りつくような厳冬でした。私の住む田舎ではそれほど積雪はありませんでしたが、湖北地方では大変な豪雪となり、展覧会には必ず湖北の雪景色を出品する私は取材で忙しく飛び回っていました。

さて、新年のブログは雪の菅浦の作品と撮影した画像を掲載していきます。

トップの作品は琵琶湖北端にある大浦漁港です。目的地の菅浦に行く途中で通過する漁港なのですが、車で通っても制作したいとまで思うことがありませんでした。ところがこの日は湖面が部分的に凍結し、ハッとするほどの美しさに、私の足は車のブレーキを踏んでいました。ようやく見せてくれた大浦漁港の美しさでした。


菅浦には雪の季節に限らず夏以外は好んで訪れます。大作は一水会展に、一枚の繪誌には小品を何度も掲載していただきました。


下に掲載した作品は昨年の第80回記念一水会展に出品した「湖北の集落(四足門)」です。

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「湖北の集落(四足門)」P100 油彩 完成作品


写生は背後に民家がありこれ以上後退することができないという環境で身動きできず、構図は複数の視点からの合成を行いました。門をしっかりと固定するために柱には大きな岩で加重されていますが、私は岩を消去するほうが良いと判断しました。

菅浦は平安時代から朝廷に食料を送る贄人(にえびと)として活躍した古い古い歴史がある場所で、琵琶湖という海運を使って平城京や平安京へ食料を送っていたのです。「惣(そう)」と呼ばれる集落を形成し、四足門は外部からやってくる人を調べる関所のようなものであったそうです。現在もその姿が復元されており昨年の秋に行った時は茅葺屋根が新しくなっていました。東と西に2つあり作品は西側のものです。

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左・西の四足門脇にあるお地蔵様 右・東にある四足門。


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左・奈良時代に都を追われた淳仁天皇をまつる須賀神社。手水脇から始めまる階段からは土足厳禁で、靴を脱がなくてはいけません。
右・須賀神社の東側にある斜面からの眺め。私が一番気に入っている場所です。


村の東斜面を南に移動した眺めが下の作品です。現在は山から降りてくる動物(おそらく鹿)対策のためバリケードが作られており、途中までしか登ることができません。

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「湖北の集落」P10 油彩


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左・村内にある歴史資料館に展示されている縄文土器。
右・茅葺の民家が立ち並ぶ頃の村内。


下の作品は2004年に制作したもので、私の作品がずいぶん変わってきたことに気がつきます。この作品を描いたことを思い出し、パソコンの中から探し出しました。同じ場所からヨコの画面にも描いていますがよくありません。菅浦はタテ画面がよく似合います。

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「湖北のかくれ里(菅浦)」P10 油彩


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左・菅浦より夕日の琵琶湖(対岸は比良連峰) 
右・大浦に戻る途中の琵琶湖の日没。

私が絵にするのではなく写真のほうがはるかに美しいでしょう。シャッターチャンスという言葉がよく理解できます。私たち絵描きの作品は長時間露光に加え、撮影場所も複数の視点から見て合成するということをします。



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菅浦集落 F6 水彩スケッチ


最後までお読みいただきありがとうございました。
本年も良い年でありますように・・。またお会いしましょう。

2019年 1月1日 元旦

梅村 徹


お知らせ

桜が咲く菅浦風景を現在制作中です。2月20日発売の一枚の繪誌3月号に掲載されます。是非ご覧ください。

第80回記念一水会名古屋展
1月8日(火)から14日(月)まで

電気文化会館5階ギャラリーで開催
名古屋市何区栄2丁目 (地下鉄 伏見 下車)








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2018年03月21日

白馬の春 (画像をクリックで拡大します)

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白馬の春 P10号 水彩画

 今年の冬は本当に寒い冷たい毎日でした。私の一生のなかで一番寒い冬であったような気がします。しかし家に閉じこもることはなく、雪景色を好んで描いていますので、湖北や白川郷に忙しく取材に行っていました。気が付けば庭の白モクレンが開花直前。周囲はピンクや黄色の花が咲き、ようやく訪れた春の到来がいっそううれしく感じられます。私のブログも春一色に染め上げようと思います。

 2013年の5月下旬、白馬へ取材旅行をしました。久しぶりにやって来た北アルプスの眺めでしたので、ことさら美しく感じられ、天気は五月晴れ、気分は最高調、歩き廻る速さも勢いが増します。

 上記の「白馬の春」は2014年に制作した水彩画で、野平からの眺めです。白馬三山が美しく見える場所で、ここに集落ができたのは当然のことでしょう。菜の花畑が作られており、絵を描く人も、写真を撮影する人も大喜びでした。

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野平 白馬
野平から白馬三山 右画像の中央より左下に車が駐車。その上にある黒っぽい丸まった樹が野平の一本桜。

 野平には人気者の一本桜があり、見ごろは4月下旬。ネット上にはすばらしい映像がたくさんヒットします。新緑が美しくなるのは5月のゴールデンウイークではまだ早く、下旬からイキイキとした緑一面の風景になります。信州にはいつも美しい新緑を求めての取材旅行となりますので、一本桜の開花は残念ながら一度も見る機会はなさそうです。



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「北アルプスの村(五竜岳)」色紙 水彩画

 野平の北方に青鬼集落があります。上記の色紙はその青鬼に入る少し手前の道路からの眺めで、過去にも油彩画を制作した気に入った場所です。五竜岳を中央に少し移動させました。今年の2018年4月6日から9日まで、東京銀座の松屋にて朝日新聞社主催の第93回朝日チャリティー美術展が開催されます。ここに出品する色紙です。


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 青鬼の集落と民家

 青鬼は五竜岳の眺めがすばらしく、絵画やポスターなどのモチーフとして人気スポットです。車の走行は積雪期でなければ狭い舗装道路ですが安全に走れます。村の入り口に駐車場があります。


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青鬼 F3号 水彩画


白馬村の思い出

 私は高校1年生の時に美術部に入部しました。入部して早々、夏の合宿があり、先生と部員と共に初めて白馬村にやって来ました。宿は八方尾根にある八方池山荘。生まれて初めて山岳風景というものを写生した思い出の場所です。部員と残雪を食べて先生に叱られたこと。山荘で食べた冷やし中華がとてもおいしかったことが強く思い出に残っています。帰ってから部室で八方池山荘の建物を30号程に、周囲の山岳風景を15号程に油彩で制作しました。この作品も画像も残っていません。私の絵描きとしての産声をあげた50数年も前のことでした。


白馬F6スケッチ
信濃森上  スケッチ


2018年3月20日  梅村 徹




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2018年01月01日

新年あけましておめでとうございます


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2018年 新年明けまして、おめでとうございます。

1年間のご無沙汰でした。変わらず元気で活動しております。

 さて、新年から、“ギャラリー 梅村徹の覚絵描き ”をホームページ上にスタートさせました。まだ記事は1件のみですが、私の気に入った作品を掲載し、「記事を読む」をクリックすると、このブログにリンクして、取材旅行の画像やエピソード・コラムなどを読んでいただこうと思います。右上にギャラリーへのリンクボタンを設置しました。

   ギャラリー梅村徹の覚絵描き こちらをクリック

 新年、第1話は、2017年11月下旬に取材した奈良公園の話を書きます。(画像をクリックすると拡大します)

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黄葉の奈良公園 F6号 水彩


 奈良公園を1日中散策することが好きです。春日原始林を背景に広大な土地には、生い茂る樹木が豊富で、その中にゆるやかな起伏に富む芝地が美しく広がっています。複数の世界遺産や文化遺産群。その中で1200頭もの野生の鹿たちが柵もない場所で伸び伸びと人と共に生活しています。このような場所は世界中にどこにもなく、奈良公園だけです。訪れる人の多くは鹿と触れ合うことが目的かもしれません。マニマルセラピーといわれるように、彼らに触れるだけで、人の表情はにこやかになってきます。

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早朝の奈良公園 左 大仏池 右 母子の鹿 後方に奈良ホテル

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鹿せんべいをもらう鹿たち あげる人も本当に楽しそう


  私も鹿に会いに行くのが楽しみです。そのような訳で、私の奈良公園の作品には必ず鹿が登場します。今回の取材で制作した水彩画(不透明水彩)F6号(上)と、去年制作した油彩画F6号(下記)を掲載しました。

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「紅葉の奈良 東大寺」F6号 油彩画



 この取材旅行記には、亡くなられたシンガーソングライターの河島英五氏のご家族が経営する“TEN.TEN.CAFE/テンテンカフェ”のことを大きく取り上げるはずでした。ところが並ばなくては入店できないという人気ぶりで、時間をおいてもう1度訪れましたが満室。入るのは断念しました。
奈良-20.jpg東大寺門前“夢風ひろば"にあるTEN.TEN.CAFE 左隣にはアウトドアーショップ“モンベル"

 私の20代は、フォークソングが全盛でした。私も独学でフォークギターを弾き、ドナドナから始まり、岡林信康氏から小椋佳氏まで本当によく歌ったものでした。その中でどのアーティストとも違う魅力をはなっているのが、河島英五氏でした。テレビでわずか10秒ほどの日本酒のCMに“酒と泪と男と女”のワンフレーズを歌う氏の映像に釘付けとなり、今でもこの時の映像が脳裏に残っています。別のヒット曲 ♪生きてりゃいいさ 生きてりゃいいさ そうさ生きてりゃいいのさ♪ は、今でも口ずさむフレーズです。彼を誰かに例えるなら、私が尊敬する「仏師 円空さん」に重なります。奈良が好きだった氏。いつ行っても変わらない、心が和む奈良が私も好きです。

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 今回の取材は、早朝の奈良公園を描きたく、前日の夕方に自宅を出発。JRと近鉄を利用して、夜10時半にゲストハウスに到着し、ここで1泊して早朝6時に出発という忙しいものでした。ネットで見て予約したのですが、大変魅力的な宿でしたので取り上げたいと思います。

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 古いどっしりとした商家に現代風の厚い白木のドアが、ハッとするほどステキにマッチしていました。

 ゲストハウスというのは相部屋(ドミトリールーム)に、複数の宿泊客とともに泊まる私設のユースホステルのようなものです。私が海外取材時にはゲストハウスに多く宿泊しました。若い人たちが多く、海外からの旅行者が多いのが特徴です。

 宿は“ナラマチ ホステル&レストラン/NARAMACHI HOSTEL & RESTAURANT”といいます。奈良市指定文化財である築160年の醤油の商家を改造。ドミトリールームは醤油蔵だった場所です。(左画像の白壁の建物) 天井はなく、私は2段ベットの上でしたので、ベットに寝たまま見上げると、160年間もこの蔵を守ってきた構造材が整然と無駄なく構成された様子を見ることができます。久しぶりのゲストハウス宿泊で、若い頃に戻ったような、ワクワクした気持ちが抑えられず、なかなか眠むりにつくことができませんでした。

 6時前に起床、誰もいないロビーやゲストルームを無許可で撮影しました。そのような訳で掲載できませんが、ネットで検索し是非ご覧ください。ネット予約したサイトから後日アンケートがきましたが、スコアは10点満点にしました。
 レストランも併設されており、お勧めの宿です。

 奈良の土産は「奈良漬」「柿の葉寿司」そして今や海外でも有名になりすぎた「草餅」ですが、私は奈良でしか直接お店から買えない「吉野本葛」を紹介します。

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 東大寺境内にある「天極堂」。吉野本葛やこれを使ったスイーツの販売とカフェが併設されています。冬の夜には、おろし生姜を少し入れた葛湯が身体をあたためてくれます。大変高価なものですが、マクロビオティック(食事療法)にも使われる、滋養の高い食品です。病中、病後や健康に気を使う人への贈り物に最適です。


 冒頭にも書きましたが、このブログは今年から記事を少しずつ書いていきます。私は本年4月で68歳となりますので、過去から新作にいたるまでの気に入った作品を1つ取り上げながら書いていきたいという思いが強くなりました。是非お立ち寄りください。

 皆様、本年も良い年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。


奈良-8.jpg水谷茶屋

2018年1月1日 

梅村 徹

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京都の近鉄駅改札口に飾られている、電光ポスター。見た瞬間、私の顔がほころびました。若い頃は京都派でしたが、30代を過ぎた頃から奈良派に転向。現在に至ります。京都駅にこのポスターの存在感は絶大なものがあります。





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2017年01月02日

2017年 新年あけまして おめでとうございます


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 新年あけまして おめでとうございます。

 1年間のご無沙汰でした。変わりなく元気で活動しております。

 さて、昨年のブログに、開田高原にある「タビタのパン」屋さんの話を書きました。この記事で、ご夫婦が開田に移り住んだ当初、テピーというテントで生活をしていたことを書きました。私は若い頃にアウトドアーに興味があり、今も発行されている「BE-PAL」という小学館のアウトドアー誌を購読していました。この歳になって再びBE-PAL魂がよみがえってきました

 私が住む岐阜県揖斐川町には、粕川オートキャンプ場という無料のキャンプ場があります。ずいぶん前から出来たことを知っていましたが、1度も行ったことがありませんでした。しかし「タビタのパン」屋さんご夫婦のテピー生活を知り、突然にキャンプをしたい!という衝動にかられました。
 若い頃購入したテントや道具類を押入れから引き出し、早速、2016年の1月、気温2℃という寒い日の夜に行きました。到着すると、大勢のキャンパーで賑わっているのには大変驚きました。キャンプ人口は当時よりさらに増え続けていたのです。
 テントの設営、焚き火を熾し、食事を作り、普段飲む事もないアルコールをやり、寝袋に入って一晩寝る。翌朝、朝食をすませて、家に帰るという、たったこれだけのことが、本当に楽しくて楽しくて、しかたがなくなり、ひと月に2度ほどこのキャンプ゛場に行くようになりました。2017年正月の私のブログには、このキャンプ場で年越しをして、日の出の画像とキャンプの様子を掲載することに決めていました。以下、画像とコメントで私の年越しソロキャンプの様子をご覧ください。画像をクリックすると拡大します。

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 大晦日の31日、夜8時30分にキャンプ場に到着。テントを設営し、室内にはすぐに寝られるよう、床に断熱シート、シュラフは3季用を2枚重ね、中には熱湯を入れた湯たんぽをセット。その上にアクリル毛布。これで暖かい1晩が過ごせます。 
 まず始めに焚き火を熾します。焚き火には大変な癒し効果があります。寒い日には身体を温めてくれます。そして安心感が得られます。さらに、出来た炭火で調理ができます。若い人たちに人気のある、超スロークッキングで、ゆったりした時間を過ごします。ロータイプのイスの周りには、食材や飲み物、調理道具やポットに入れた熱湯が用意してあり、立って動きまわる必要がありません。時々焚き火に木材をくべるだけです。
 うどんが大好きな私は年越しの食事に身体が温まる味噌煮込みうどんを大晦日のメインにもってきました。うどん・ダシ汁・具・野菜は家ですでに鍋にセットしてあり、火にかけるだけです。ふだんあまり使わない干しシイタケの戻し汁をこの日のために追加しました。アルコールは焼酎とウィスキーのお湯割りです。

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 焼いているものは、画友のAさんが送ってくださった干しイモで、この日のために1袋残しておきました。火に少しあぶるだけで、ゼリーのように柔らかくなり、甘さもすばらしい特上の干しいもでした。切り餅は前日に作っておいたもので、2回しょう油をつけながら焼き、海苔を巻いて食べると格別です。家で電気オーブンで焼くのではこのおいしさはできません。
 キャンプで食べるとなんでもかんでもおいしく感じてしまうのですが、科学の眼で見ると、炭火から発生する遠赤外線効果がその理由とも言えるかもしれません。
 他に、くだもの・ミックスナッツ・自家製の漬物と梅干、正月用に黒豆を作って持参しました。

 食事を始めたのが夜9時30分頃からでした。今回はブログ掲載用の写真撮影をしていましたので、時間の経過が早く、付近にあるお寺から除夜の鐘の音が聞こえ始めて、もう0時が近づいていたことに気が付きビックリしました。テント内に移動し、シュラフに半身を埋め、ナッツとホットココアで新年を迎えました。

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 元旦の夜明けは小雨が降るあいにくの天気となりました。しかし気温は4℃ほどでそれほど寒くはありません。太陽が昇るにつれて雲の切れ間ができ、その隙間から初日の出が見えて撮影ができました。画像右の中央の明るいところに太陽本体がありますが、カメラのオート撮影がうまくいきませんでした。

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 私の冬季用のテントは、モンベルムーンライトV型にスノーピークのペンタをフライシートとして使用。その他の季節には、イラストレイターこいしゆうかさんデザインの「パンダ」テントを使用しています。たった1本のポールですぐに設営でき、ピラミッド型の三角テントはとても個性的で気に入っています。
 右の画像は、朝食。一見肉のハンバーグに見えますが、大豆で作ったベジバーガー「三育フーズ野菜大豆バーグ」です。おいしくてヘルシー。私が30代の頃にすでに食べたことがありました。

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 左の画像はキャンプ場の駐車場近くに「二条関白蘇生の泉」という湧き水があり、飲用には煮沸してほしいと書いてあります。
 右はキャンプ場のロケーション。左には伊吹山を水源とする美しい粕川が流れ、右岸に町が運営と管理しているキャンプ場、左岸には公園があります。遠方左に橋が小さく見えますが、そこまでキャンプ場です。車が隣接できるのは17ブースのみで、あとは車の乗り入れができないフリースペース。駐車場、いつも清潔な水洗トイレ完備。どなたでも予約の必要はなく無料で使用できます。焚き火は直火禁止で、焚き火台持参が必要です。土曜日の夜は雨降りや悪天候でなければ、年間をとおしてたくさんのキャンパーで賑わっています。遠く、関西や名古屋ナンバーの車も散見します。すぐ隣の池田町にも同じようにステキな無料キャンプ場があります。車で少し走れば、薬草風呂や、温泉施設、ショッピングセンター、コンビニがあり、キャンパーに大変人気があります。春は桜の花見キャンプができます。町は皆様が遊びに来てもらうことを喜んでいます。YouTubeでは常連のVさんが多数放映しています。

 絵を描くこと、取材に行くこと、生活もキャンプもすべて私はソロで行動してきました。(ただ、家の中には複数の猫たちがいます) さみしくないの?と思われるかもしれませんが、大勢の中にいても、心の中は皆、さみしさをかかえて生活をしているのだと思います。さみしさを打ち消すために、大勢の中にいるのか、または自分の好きなことをしてさみしさをまぎらわせるのか。高齢者からは、独りが一番という意見も多く聞かれます。私には打ち込むことができる好きなことがあって本当に良かったと嬉しく思っています。

 末尾になりましたが、皆様、本年も良い年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。また来年お会いいたしましょう。

2017年1月2日

梅村 徹





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